(03/12)
3月12日 金曜日
休日。のんびりお昼頃インターネットカフェに行くとイングリッドに出会う。サラマッドも交えて少し話そうとアンダルスホテルに行くと、元Human
Shieldsのアメリカ人女性ニーナ-Nina-とも出会い、実に国際的なイラク戦争同窓会となった。
ニーナは一人でNGO-PEACE VOLUNTEER-Family Projects-を立ち上げ、4ヶ月前からバグダッドのイラク人ファミリーにホームステイで滞在しており、主に支援から取り残され劣悪な環境での生活を余儀なくされている家族をリサーチして、他のNGOに支援を呼びかけるという活動を続けている。イングリッドは主に占領下の女性の人権問題に焦点を当てたリサーチが目的だ。このように共に戦時下を過ごしたもの同士が、一年後の今再びここバグダッドで今度は新しい活動を通して繋がり始めている。
イラク戦争開戦一周年にあたる3月20日にはイスラム主導で何かイベントが企画されているようだが、その前の16日からもいくつかの国際組織が中心となったデモ等のイベントが企画されていて、ニーナもその主催者の一人である。
振り返ると一年前はイラク戦争の最中、時折爆撃の音を聞きながらここバグダッドでデモをやったものだった。あの時は途中から砂嵐がひどくなり見る見るうちに視界が朱に染まっていき、実に幻想的な風景に飲み込まれてしまいそうだったのを憶えている。まるで火星の上で宇宙戦争に反対していた夢を見ていたかのような記憶として