「故郷ヒートのナツメヤシとユーフラテス川」 デジタルリトグラフ2017

作品/Art Works
「故郷ヒートのナツメヤシとユーフラテス川」
Hani Dallah Ali 2017
【版画・デジタルリトグラフ/39×27cm 】
3万5千円(額付き)
3万円(額なし)

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故郷ヒートのナツメヤシとユーフラテス川

イラク人画家ハーニー・ダッラ・アリーの風景画を紹介します。普段は抽象的な作品が中心ですので、こうした絵は意外に感じられるかもしれませんが、ハーニーはバグダードの芸大出身で、写実的な絵を描かせても実に素晴らしいのです。来日個展ツアーでは暇さえあればお客さんの似顔絵を描いていたので、ご存知の方もきっと少なくはないでしょう。

水彩で描かれているのは、イラク・アンバール県にあるハーニーの生まれ故郷、ヒートの風景。ナツメヤシの林の木洩れ日がユーフラテス川の水面に輝いて、大きな水車がゆるやかに回り、大河の歴史と共に幼き日々の記憶が浮かぶ彼の原風景。

ヒートは古代都市として栄え、城壁や道路などの建設に使用された天然アスファルトの産出地でもあり、バビロンの都までユーフラテス川を船で下って運んでいたそうです。最近までISに占拠され、ハーニーの生家も奪われてしまいましたが、ふるさとは彼の心の中で美しく輝き続けています。

ナツメヤシの手すき紙に農婦の顔を描いた「ナツメヤシと農婦」シリーズをはじめ、これまでもナツメヤシはハーニーの作品の重要なテーマの一つでしたが、こうして彼の原風景そのものを描いた風景画もまたとても美しく、並べて眺めると彼の抽象的で独特なアートの世界をより深く豊かに味わうことができてとてもお勧めです。

ナツメヤシとハーニーとの関係について詳しくは、
「ナツメヤシと農婦」の解説をぜひお読みください。
http://npopeaceon.org/?page_id=175