開戦から5年のバグダード(2)
(前回記事の続き)繁華街カラーダ地区にも行ってみると、やはり以前より治安は回復しているようですが、ドーラのほうが全ての面でよくなっているとのことで、地域によって治安状況にも差が出ているようです。聞いていたとおり民兵による宗派主義暴力も減っているようですが、それは市内各地区が防御壁で仕切られ、住民のすみ分けが進んだ結果でもあるのでしょう。
所用あってあるお役所に足を運ぶと、事務所の中はシーア派指導者のポスターで溢れていたそうで、驚いて家族に告げると、いまやどこの役所もシーアで固められていて、バグダードはほぼシーア派のものになりつつあると言うそうです。例えば教師の就職状況ですが、シーア派ならすぐ採用されるのに、スンナ派だとそれだけの理由でだめだそうで、仕事を得るためにIDなどでシーア派と偽る人々が増えているようです。以前から働いている人にとっても、政府側の政党に属している新人には逆らえないようです。
あれから5年、コンクリートの壁で分断されたバグダード。暴力の嵐が吹き荒れたあの最悪の時期は過ぎ去ったとしても、壁と共に分断された人々の心はどこへ向かっていくのでしょうか。囲いの中でようやく手にしたこの小さな平和の中で、人々は何を想っているのでしょうか。報告が入りましたらまたお伝えしたいと思います。
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大変遅くなりましたが、YATCH and かおりんの無事な帰国、本当に良かったです。また、ハニさんやシルワンさん、サラマッド・アマラ夫妻にも無事に会えて、みんな元気そうで、まずは、本当に良かった!!
でも、噂には聞いていましたが、防護壁、バグダードの街を、しっかりと分断してしまっているのですね…。
防護壁によって、やっと得た平穏…。囲いの中の平和…。
とりあえずの平穏や束の間の平和は手にしても、ますます複雑で入り組んだ状況に向かっていっている気がします-。(米軍の駐留もそうですが、シーア派へのいろんな面での偏りと、それが将来へ及ぼす影響が心配です…)
そして、まだ、危険がいっぱいのバクダード、イラク-。
充分に気をつけて、現地調査と、支援活動をするように、サラマッドとアマラにお伝え下さい。私もこちらから、応援しております。
コメント by ストリーム — 2008/3/27 木曜日 @ 0:17:10