2008/3/20 木曜日

開戦から5年のバグダード(1)

Filed under: イラクの友より — yatch @ 19:41:33

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ヨルダン、シリア現地滞在報告が途中ですが、バグダードのサラマッドから写真が届きましたので、開戦から5年後の現地の様子とともにいくつか紹介します。

ヨルダンからイラクの国境越えはかつてなくスムーズ。国境にはわずか5台のGMCのみで、バグダードまでの幹線道路もとてもよく、途中、イラク警察と、新たなスンナ派治安部隊サフワ(覚醒会議)による多くの検問があったものの、多くがとても紳士的な対応だったようです。

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さて驚いたのがバグダード市内。いたるところコンクリートの防御壁だらけ。各地区には入り口がひとつ、イラク軍と警察による検問があり、彼の町ドーラでは入り口を過ぎると100メートルおきにサフワによる検問があるそうです。

町中壁で囲まれていて、サフワには彼の友人や知人も多く加わっていたそうです。さらに驚いたことは、着いたのは夜暗くなってからだというのに、通りは老若男女で賑わっていたこと。若者達はゲームに興じ、イラク軍やサフワのメンバーとも冗談を交わし、なんと米兵すら普通に人々と接しているというのです。

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夜中の銃声もなく、翌朝町に出ると荒れ果てていた道路がすっかり修復されていたそうです。清掃作業員が一軒一軒「ゴミはないか?」と訪ね歩き、毎日道路を掃除するおかげで、町はすっかりきれいになっていたそうです。彼らは壊れた水道や電線も修理していくし、また、イラク軍はガス、灯油などを配っているようです。

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サッカーで遊ぶ子どもたちのはしゃぎ声が響きわたり、お店も夜10時頃まで開いているので町は深夜まで人々で賑わっていて、戦前のサッダーム時代を思い出したそうです。ゴーストタウンのようだった1年半ほど前(過去記事参照)と比べると、とても信じられないと言います。

かつては激戦区だったドーラ地区。このあまりの変わりようはなぜなのでしょう。聞くと、住民はアルカーイダの連中に疲れ果てたというそうです。米軍や他地区からのシーア派民兵と戦っていたアルカーイダは、次第に彼らを否定する住民を殺しはじめ、盗み、強姦までするようになり、その結果町には仕事もサービスもなくなり、ただ殺戮だけが残りました。住民は連中を完全に見限り、米軍の協力を受け始めたというのです。治安回復が著しいアンバール県のケースと似ていると思いました。(続く)

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