ナツメヤシと向き合う
(現地滞在報告続き)2月23日ダルブナーギャラリーの後は、おなじみのイラク人画家、ハニ・デラ・アリ宅で今後の展開など軽く打ち合わせ。
いつまでこの仮の避難所ヨルダンに留まるか、難民として欧米のどこかに移住できるか、それとも治安が回復し復興の気運高まるイラクの故郷アンバール県に帰るべきか・・・。芸術家としての自分の仕事、家族の幸せ、そして4人の子どもたちの教育と将来を考え、葛藤する一人の父親の姿がありました。
昨年末にラマーディーを訪れたときの家族や友人たちからの歓待は、感激とともに、まるで客人としてもてなされたような寂しさも感じたようです。イラクを離れてからの年月が、お互いをいかに大きく変えてしまったか。
アトリエに飾られていた新しい作品には、イラクのシンボル、生命の樹ナツメヤシの幹が太く大胆に描かれていました。故郷の大地から引き剥がされた自分自身の姿と向き合うように。
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